2023-01-17
沖縄美健コラム

花粉症とその対策

この季節になると、少しずつ準備していきたいのが春の花粉症。
2月上旬から花粉が飛び始めるとも言われており、早めの準備をすることをおすすめします。

花粉症はなぜ起こるの?

花粉症とは植物の花粉に対して人間の体が起こすアレルギー反応です。
体の免疫反応が、花粉に過剰に反応して、くしゃみ、鼻水、鼻づまりや目のかゆみ・異物感などの症状がでます。
昭和36年、日本で初めてブタクサによる花粉症が発見され、その2年後にスギ花粉症患者が発見されました。以来、花粉症患者は増えつづける一方、しかも、困ったことに大人になってからでも突然発症する病気でもあるのです。

花粉症の原因となる植物と時期

花粉症の原因となる植物、その代表が『スギ花粉』花粉症患者の8割を占めているといわれています。
その他にも原因となる植物はあります。中でもヒノキ花粉はスギ花粉とよく似た糖たんぱく構造をしていて、スギ花粉に反応する人はヒノキ花粉にも反応しやすいのです。
時期は、スギ花粉は2月上旬から飛び始め、3月中にピークを迎え5月初旬におさまります。ヒノキ花粉はそれより3~4週間遅れの4月上旬にピークを迎えるのです。

増え続ける花粉症患者

花粉症になる人は年々増加し、子供にも増えています。
花粉症が増えている理由として、地球温暖化の影響でスギ花粉による花粉飛散量の増大が挙げられますが、スギは何千年も前からあったのですから、スギだけが花粉症の増加原因とは言えないのも事実です。
その他の原因として、生活環境の変化が挙げられます。
特に地方住民に比べ都市住民に花粉症患者が増えているのは、大気汚染、生活ストレス、生活習慣が影響しているといわれています。不規則な生活、睡眠不足、高たんぱくの欧米化した食生活に変わった事で、アレルギー体質になる傾向が高くなっています。
自律神経が乱れ、免疫機能が正常に働かなくなることで、アレルギーを引き起こしやすい体質になってしまう傾向があります。また、本来ならば自然と土に吸収されるはずの花粉が、アスファルトで吸収されず、常に空気中をさまよい、再飛散するのも原因のひとつです。

花粉症予防について

残念ながら、現代の医学では花粉症の完治は難しいといわれています。
花粉症になりやすいアレルギー体質を避けるために、栄養バランスを考えた食生活や規則正しい生活を心がけましょう。
また、抗ヒスタミン効果が期待されるノニジュースも花粉症予防におすすめです。ぜひお試しください。