皆さんは栄養バランスを考えた食生活を送れていますか？

人が生きていくために必要な栄養素は、「エネルギーになる栄養素」「体を作る栄養素」「体の調子を整える栄養素」の3つに大きく分けることができます。

これらは相互に関係しあって働くので、このうちのどれが多すぎても、少なすぎても、体調が悪くなったり、病気になりやすくなります。

この3つのグループの特徴から、改めて栄養バランスの大切さを考えてみましょう。

「エネルギーになる栄養素」
＝糖質・脂質

糖質も脂質も摂り過ぎは肥満や生活習慣病を招きます。しかし不足すると体や脳を働かせるエネルギーが足りなくなり、さまざまなトラブルを招きます。

「体を作る栄養素」＝タンパク質

筋肉や血管、内臓など、体の組織はタンパク質でできています。
成長期はもちろんですが、高齢者が必要ないからと肉を食べないでいると、低栄養状態になります。

｢体の調子を整える栄養素｣
＝ビタミン・ミネラル・食物繊維

ビタミンやミネラルは、糖質からエネルギーを作り出したり、タンパク質で体の組織を助けるほか神経伝達や免疫機能でも重要な働きを担っています。

栄養は、丈夫な体を作り、
毎日を元気に過ごし、
将来も健康的に過ごすために
とても大切です。

認知機能が低下しやすい、
栄養との落とし穴があった!?

脳の老化予防を目指すには、日々の栄養のバランスが土台。
タンパク質や脂質が十分に摂れない人は、認知機能の低下リスクが高いことが分かりました。

食事を楽しむ気持ちと環境づくりを

食事には、栄養を摂るだけでなく、旬の味覚を味わったり、家族や友人と会話をしたりする楽しみもあります。そうした心豊かな食卓は、食欲増進にもつながります。

また、空腹感は、食事を美味しくいただくための一番のスパイス。そのために体を動かす習慣をもつことも大切です。
しっかり食べて、元気に動く。そのサイクルが、健康寿命を延ばす原動力です。

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