寒い時期は高血圧に注意
血圧が高い人は注意が必要です
寒さが高まる時期、血圧が高めの人は注意が必要です。
寒くなると、人間の身体は体温を外に逃がさないように血管が収縮して血圧が上がりやすくなります。
血圧が高い人は、寒さを感じた時や冷たい水に触れた時などは血圧がさらに高まり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす恐れがあります。
そのため、次のような状況では特に注意が必要です。
・寒い屋外に出たとき・熱いお風呂に入ったとき
・夜間トイレに起きたときや早朝に起きたとき
・暖かい部屋からトイレ・脱衣所、寒い場所へ移動したき
など。
高血圧だとどうなるのか?
血圧が高い状態が続くと血管がもろくなります。
その結果、動脈硬化の進行が早まり、心筋梗塞、狭心症などの虚血性心臓病の発症頻度が高まる傾向にあります。
また、高血圧によって心臓が肥大することがあります。心臓が肥大すると全身に血液を送り出すポンプの作用が次第に弱くなり、心不全を起こしやすくなります。
高血圧は自覚症状がないまま進行していくものです。
定期的な健康診断はもちろんのこと、常日頃から血圧を測るようにしましょう。
高血圧を予防するには
①塩分のとりすぎに注意
薄い味付けを心がけましょう。麺類の汁は残し、加工食品やインスタント食品の摂取はできるだけ控えましょう。
②肥満を防ぐ
肥満は高血圧の進行を助長します。肥満の人は減量に努めましょう。
③ストレス解消
多忙な生活や精神的な緊張の連続は血圧に悪影響を及ぼします。
できるだけ息抜きをするよう心がけ、睡眠を十分にとりましょう。
④適度な運動
ウォーキングなどの適度な運動は血圧を下げる効果があります。日ごろから適度な運動に心がけましょう。
⑤たばこやお酒は控えめに
喫煙や過度な飲酒は血圧を上げ動脈硬化を促進したり血管に負担をかけますので控えましょう。
高血圧に注意を払うことで、その先にある脳卒中や心疾患を予防することに繋がります。
減塩や体重の増加などに気を付け、ストレスも溜め込まないようにしましょう。
日常生活の改善を心がけ、高血圧の予防につとめながら寒い季節を乗り越えていきましょう。